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強制わいせつの罪の前科を持つ男性が大学トップに復帰したことが波紋を広げている。 東京福祉大学の元総長だった男性は2008年、部下の女性教職員5人に無理やりキスをするなどの罪で懲役2年の実刑判決を受けた。大学側は当時、男性の復帰を認めないとする改善計画を公表、文部科学省もこれを遵守するように指示してきたものの、男性は大学との関わりを徐々に強め、刑期満了から10年を過ぎた先月、総長職に復帰したという。 大学ジャーナリストの石渡嶺司氏は「東京福祉大学だったら有り得るなという感想を持った」と話す。「力を持った創設者が学校法人を経営し続けることはよくあることだし、結果的にはそれでうまくいっているところもある。東京福祉大学も学校法人、グループがいわゆる同族経営で、非常にパワーを持っている。ただ、この総長は他人の話を聞かないワンマンな人物だと業界では有名だ。ごく少数、文部科学省に何を言われようが、マスコミに叩かれようが、“そんなことは知らない。うちはうちでやっていく”という学校もある。そのうちの一校だということだ。判決後も、表沙汰になっていない元教員の告発などがあった」。

https://times.abema.tv/news-article/8639520

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