広告の課金方法や予算タイプについて知ろう
Facebook広告を出稿するにあたり、広告の課金方法や予算タイプを設定する必要があります。それぞれのメリット・デメリットをふまえた上で、最適な選択をしていきましょう。
支払方法の種類
Facebook広告の支払いには、Visa/MasterCard/PayPalを使用することができます。(Facebook広告クーポンのクーポンコードを持っている場合にもこちらから利用できます。)
課金方法について
Facebook広告では、広告のクリック数に対して課金される「クリック課金(CPC)」と、表示回数に応じて課金される「インプレッション課金(CPM)」を選択するか、[ページへの「いいね!」が増えるように入札価格が最適化されます]を選択して、広告配信が最適化されるよう、全ておまかせに設定することができます。
また、それぞれ入札価格を「自動で設定するか」「手動で管理するか」を選択することもできます。予算の上限を「1日当たり」もしくは「通算(キャンペーン期間を通して全体)」で設定しておくことができますので、想定外に使い過ぎる心配はありません。
クリック課金とインプレッション課金のどちらを選ぶか
クリック課金は1クリックされるにつき、インプレッション課金は1,000回表示されるにつき、コストがかかります。
例えば、CPCとCPMを同じ100円と設定した場合、1回のクリックと1,000回の表示は同額であり、クリック率は0.1%ということになります。つまり単純な計算上は、クリック率が0.1%を下回る場合、CPMにした方がコストパフォーマンス(費用対効果)が良いということになります。
しかし、広告の目的がページに「いいね!」をしてもらうことである場合、不特定多数の人に見てもらうよりも、CPCを利用して確実にページを訪れる人を集めた方が「いいね!」をしてくれる確度が上がり、メリットとなります。クリックした先で「いいね!」をしてもらえるよう、ページを魅力的にすることで、コンバージョン率(広告費用に対する回収率)を上げることにつながります。
一方、ブランディングや認知拡大が目的であったはずなのに、CPCにしたため、あっという間にクリックを集めて予算を消化してしまい、表示されなくなってしまう可能性も否めません。この場合は、クリックされにくい広告を作るという手もありますが、それよりもCPMにして見てくれる人の母数を確保しておくという方が無難な手法でしょう。
どちらがいいのかは一概に言うことはできません。一番望ましいのは、まったく同じ広告制作物を使って、CPMとCPCで広告を出稿してみることです。その上でどちらの方が、より目的を達成できたかを効果測定し、次の出稿に活かすというPDCAサイクルを回していくことが大切です。
ちなみに、CPCとCPMのどちらを選ぶかによって、広告の表示位置や表示回数が変わることはありません。広告の入札単価、品質、広告のパフォーマンスにそったFacebookのアルゴリズムによって、最適なユーザーに自動的に表示されます。