ライフ

無印良品、イケア、ニトリ、100均の最強収納グッズ

収納グッズの種類は色々ありますが、本当に使えるものはどれ?そんな声をよく耳にします。そこで、ブロガーさんや整理収納プロのお宅取材で見つけた、最強グッズを厳選してご紹介します。

■応用が効く無印良品

装飾のないシンプルな仕上がりが、ナチュラル派とかモダン派とか、インテリアの好みが違っても戸棚の中を覗いてみると、必ずと言っていいほど使われているのが無印良品の収納アイテムです。すでにご存じのとおり、その実用性と汎用性が評価されています。


縦型のボックスには大皿、横型のボックスには洗濯ハンガーを収納

A4サイズのファイルボックスは、書類整理のためだけの道具ではありません。丈夫な素材と主張しない色が特徴的で、キッチンでは鍋のフタや調味料ボトルを収納。洗面所では洗濯洗剤やシャンプーなどの詰め替え容器のストッカーに使われています。


洗面所ではコンタクトレンズのケア用品やヘアアクセサリー入れに。クローゼットでは、ネクタイやベルト、ハンカチなどの小物を収納

小さなモノを整理する道具としては、引き出しケースに人気があります。デスク廻りでは文具を入れに、リビング収納ではクスリや診察券などのカード整理をはじめ電池やDIY工具などを収納。バラバラになりやすいキッチンの細かい調理ツールや洗面所で使うスキンケア用品を分類整理する時にも役立ちます。乳幼児の小さな肌着やソックス入れ、細かいおもちゃ入れとして使っている家庭もあります。

■イケアですっきりキレイに

北欧らしいカラフルでユニークな色柄の商品が揃っているイケア。子ども部屋で使う家具や収納用品は特に人気があります。一方で、どんなインテリアでも使いやすい収納グッズとして、白いプラボックスを使う家庭が増えていて、100均のプラカゴにとって代わる勢いです。


イケアのVARIERAは横向き縦向きどちらにも置けるので、棚のサイズに合わせて使える

キッチンでは食品ストッカーをはじめ、調理小物や小さな器をまとめ入れるときに使用。子ども用の棚にしまいたい、細かいおもちゃ入れとしても使えます。頑丈にできているので、重たい缶詰や固い材質のミニカーなどを入れてもOK。ホワイトで清潔感があって洗うこともできるので、水廻りでも安心して使えます。


引き出しを開けると使われている率が最も高いグッズ

もう一つは意外なグッズとして、プアスチック袋のISTADが挙げられます。食品保存用のチャック袋の場合は袋の表面に色や模様がなくて、中身が分かるような実用的なものがいいのですが、食品以外にも使うとしたら?そう考えると、見た目に楽しいものがいいと思うのは女性ならではの選び方です。

イケアのプラスチック袋は、下半分に絵柄があってチャック部分にも色がついています。シーズンで商品が入れ替わることもあって、ショップ内でも目につくところで売られています。この袋の用途は様々で、クッキーの型、紙ナプキン、パズルのパーツ、ハンドメイド用のボタンやレースなど、バラバラにしたくないモノをまとめる道具として、気軽にジャンジャン活用。子どもの着替えやタオル、小さいおもちゃ、お菓子などママバッグの中の整理グッズとしてよく見かけます。

■やっぱり!お値段以上なニトリ

家の近くに店舗があるお宅では、ニトリがよく使われています。もちろん通販で買うこともできるのですが、収納グッズに限って言えば、グッズとしての実力度がよく分からないという人も多いのでは?グッズとして自己主張するようなデザインではないのですが、実用的に使われていることがあります。


持ち手付きのストッカーは収納最強アイテム。ラックも質実剛健で見逃せない

なかでも見かけることが最も多いのは、持ち手の付いたストッカー。中身が透けて見えて、レトルト食品や乾物など縦長サイズのものでもスッポリ入る深さがあって、持ち手の部分が長いから掴みやすいというのが利点です。

また、食器を積み重ねすぎないようにしたいときに使う、メタル製コの字ラック。シンプルな形で安定感があるので重さにも耐えてくれます。その他に、キッチンではシンク下ラック、フライパンラック、レンジ上ラックなど「ココにこれがあったらイイナ」という機能的な商品が揃っていて、家庭で普通に使われている様子を目にすることがよくあります。

■100均だから見つけやすい収納グッズ

小さな収納用品を探しに行くなら、まずは100円ショップという人が多いのではないでしょうか。戸棚の中をもっと使いやすくしたいというときに、すぐに役立ってくれるのがプラカゴです。入れ替わりの激しい100円グッズの中でも、定番化されているアイテムが多く、サイズも色々あります。戸棚の中にピタリと入ってくれるプラカゴが見つかると、片付けモチベーションが上がる!という人がたくさんいます。


白いプラカゴが人気。新生活と年末シーズンには売り切れることも

そんな100均グッズのなかでも、利用率が最も高いのが奥行き25センチほどのプラカゴです。中に入れるモノとしては食品、密閉容器、食器、調理グッズ、ハンドタオル、衛生用品、スキンケア用品、工具、裁縫用品など多種多様。棚の中を整理するときのマストアイテムと言えます。高い場所で使うときには持ち手のあるタイプを選んで、その持ち手にネームシールを貼るといったやり方は、片付けブロガーさんや整理収納プロがよくやっていることです。


食品、日用品、衣類をまとめるときに、浅めのプラカゴも便利

文具コーナーで見かける、浅いレタートレイもよく使われています。A4サイズのものは、キッチンのキャビネットや物入れの棚などの空間サイズに合わせやすいのが利点です。幅の狭い小さな収納場所では、B5サイズにするといったように、書類の規格寸法を目安にすると選びやすくなります。また、商品ラベルにもサイズ表示がされていることが多いので、家の収納を計測してメモ書きを持ち歩いていると、100円ショップに立ち寄ったときに最適なものに出会える確率が上がります。

■チョイ掛けグッズも人気

最後に1アイテムを追加でご紹介します。
片付け上手な人は、戸棚や引き出しの中にしまって隠す収納を実践していることが多いのですが、実はチョイ掛けすることもあるのです。繰り返し使う帽子、カバン、上着などをクローゼットの中にしまいたくないときには、外出と帰宅の動線に合わせて、廊下や寝室でチョイ掛け。壁やドアにフックがさり気なくセットされています。


イケアのフックはホワイトと金属色のグレイがある(上)。無印良品の3連ハンガーは、使わないときにはフックを閉じることができる(下)。子どもが使う想定なら、手の届く高さ に取り付けたい

たとえば、無印良品の「壁につけられる家具 長押」は取り付けピンの跡が残りにくく、イケアの「ハンガー扉 ドア用」は扉のてっぺんにはめるタイプなので工具は不要。もっと気軽に試したいときには、100円ショップにドア用フックがあります。服の脱ぎ捨てや放りっぱなしのランドセル対策として、子どものために利用しているケースも。何でもかんでもしないこむのではなく、家庭の実情に合わせてちょっと片付けるための道具も活用したいものです。

さらに、片付く人の収納テク&グッズのあれこれが参考になりますよ。小物から洋服まで片付くお勧めの収納用品で、家じゅうをスッキリさせましょう

(執筆:すはら ひろこ)

<あわせて読みたい>
無印良品で魅せる簡単&キレイな小物片付け・収納実例10選
4人の子と3LDKで暮らすのに片付く部屋の秘訣は何?
これならできる!片付く人の簡単リアル収納テク7選

シェアする