今日はこんな記事をご紹介しましょう。
これね、40代の人を対象に書いていますけれど、ほとんどの日本人がこのパターンに陥っているような気がしてならないんですね。
今の日本は何でも簡単に手に入ります。コンビニは24時間やっているし、牛丼屋さんも24時間やっているお店がけっこうあったりして。正直、ご飯を食べようと思ったら、冷蔵庫が仮に空っぽだったとしても、ちょっと外へ行けば何かしら食べられる状況にあります。
でも、コンビニや牛丼屋さんで手に入るものは「米」や「パン」とご飯の上に乗った「肉」かその上にさらに乗せた「生卵」みたいなもので、炭水化物と たんぱく質、脂肪はたっぷり手に入りますが、ビタミンやミネラルがまったく手に入らない。カップ麺を食べたとしても状況はほぼ同じですよね。
だから、過剰の栄養素(=炭水化物、たんぱく質、脂肪)と、不足する栄養素(=ビタミン、ミネラル)ができてしまいます。
人間の体というのは、ビタミンやミネラルがないと栄養素をエネルギーとして使うことができません。だから、エネルギーとして使えない栄養素は脂肪細胞に蓄積する……だから太る、という悪循環。
これやってるの、40代の人ばっかりじゃないでしょ? それぞれに「ドキッ」としたんじゃありませんか?
栄養素のバランスが崩れると、こういうことになってしまうんです。だからこそ「野菜を意識して」ということになるのですが、「野菜中心」というのはまた話は別。この辺が、栄養学の面白さであり、難しさでもあるんですよね~。しみじみ。
(執筆:平井 千里)
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