「交差点、信号機、排気ガスの匂い~」というのはMr.Childrenの歌詞。「午前0時の交差点~」は相川七瀬。このように歌にもしばしば登場する道路や信号機などの公共設備ですが、いったいそれらの価格はいくらなのでしょうか? ということで今回は、信号機などの設備の価格を見ていきましょう。
■信号機
さっそく警視庁に問い合わせてみたところ、「メーカーさんのほうが詳しい」とのこと。そこで信号機メーカーさん数社に問い合わせてみたのですが、「個別の価格については案内できません」との返事が。国土交通省の関東地方整備局などにも問い合わせましたが、正確な価格はわかりませんでした。
仕方がないのでネットを調べてみると、マイナビウーマンに以下の記述がありました。
信号機自体のお値段ではありませんが、秋田県警によると、交通信号機1基(1交差点)当たりの設置費用は通常の定周期信号機が約470万円なんだそうです。かなり高いですね……。そして押しボタン式信号機は約270万円。
ということで、約470万円というのが相場のようです。
■道路
続いては道路の価格。毎日必ず利用するものだけに、その価格が気になりますよね。
道路についても警察関係、メーカーなどに問い合わせてみたのですが、具体的な数字は出てきませんでした。こちらもネット上で検索してみたところ、テレビ東京のサイトで、「1平方メートルあたり約2万2000円」という数値を見つけました。幅4m、長さ10mの道路の場合は約88万円ということになります。あくまでも参考数値でありますが、だいたいこの程度の価格だということがわかります。
■標識
標識について国土交通省に問い合わせてみたところ、「だいたい30万円~40万円」という数値がわかりました。もちろん種類によって価格は異なると思いますが、高級腕時計程度の価格だということです。
■ガードレール
ガードレールについても当局に確認したのですが、なかなか数字が出てきませんでした。ちなみにテレビ東京のサイトには「1mで約1万2000円」という価格が載っていました。幹線道路など、長い道の場合、100メートルはあると思いますので、それなりの価格になるということがわかりますね。
■カーブミラー
ミドリ安全のサイトを見てみたところ、カーブミラーの価格は4万3146円(販売価格)となっていました。もちろん設置費用も別途掛かりますが、カーブミラーを購入しようと思った場合は4万円強のお金が必要ということです。
以上、「街で見かけるアレの価格」でした。もちろん人件費等、実際に設置するにはさらに費用が掛かりますが、目安としてこのくらいの価格だ、ということが分かっていただけたのではないでしょうか。私たちの給料からさりげなく引かれている税金ですが、上記のような使われ方をしているということがわかれば溜飲が下がるかも!?
※情報は2015年8月6日現在のものです
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