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なぜ起こる? 高速道路の逆走

高速道路
テレビなどで耳にすることがある高速道路の逆走。これが一向に減りません。分かっているだけで年間1,000件以上も起こっているというのですから驚きです。普通に考えたら逆走など起こらないように思えるのですが、なぜ多発してしまうのでしょうか。

NEXCO(ネクスコ)の調べによると、逆走を起こしている人の7割以上が65歳以上のドライバー。老化にともなう判断力の低下は否めないところですが、逆走が起こるケースはだいたい決まっています。まずはサービスエリアから本線に戻るときに進行方向を勘違いして逆走してしまうパターン。その他、降りるつもりだったインターチェンジを通り越したり、分岐点のY字路を間違えて通ったあとに慌ててUターン(逆走)をするパターンなどがあります。

いずれも、うっかりや慌ててしまうことが原因ですが、1日3件以上のペースで逆走が起こっているため、今後、逆走車に遭遇する可能性がないとは言い切れません。1つだけ覚えておきたいことは、逆走車は追い越し車線を通るケースが多いということです。これは、Uターンで逆走になるケースが多いということと左側通行であるためで、JAF(日本自動車連盟)では追い越し車線の利用はできるだけ最小限にすることを推奨しています。

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※2015年3月8日時点の情報です。
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