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自分の "一番醜い頃の写真" を冷蔵庫に貼る…アカデミー賞女優が実践したダイエットの極意

エリザベス・テイラーは子役からスタートし、アカデミー主演女優賞を2度受賞するなど、ハリウッド黄金時代を代表する女優にまで上り詰めました。

しかし、成功とは裏腹に、彼女の私生活は荒んでいきました。生涯8度の結婚に薬物中毒。荒れた精神状態を紛らわすために過食に陥り、「世界一の美女」と謳われたテイラーの体重は、いつしか80キロを超えました。ライバル女優に「リズの一番太った写真を悪い見本として冷蔵庫の扉に貼っている」と皮肉をいわれる始末。しかしこの皮肉をヒントに、彼女はダイエットに成功します。

テイラーは、ライバル女優の皮肉通りに「最低の状態にあったころの自分の写真」を冷蔵庫に貼り、ダイエットを試みました。ダイエットのストレスからヤケ食いしたくなっても、冷蔵庫を開けようとした瞬間、太った自分の写真が目に入り戒められるため、間食を抑えられるようになったのです。

アイオワ州立大学のステイシー・センティルス氏は、「キッチンに全身鏡を置くと減量効果がある」という研究結果を発表しています。料理を作る場所で、自分の現在の体型がどうなっているかを把握できるため、ダイエット効果があるのです。目標や禁止事項を文字に書いて貼る人は多いですが、文字よりも写真のほうが脳に訴えかけてくることは間違いありません。

また「ダイエット中もオシャレを欠かせない」と決め、前向きな姿勢を失わないように心がけました。「週に1度は好きなものを好きなだけ食べる」とも決め、ストイックになりすぎて失敗しないように注意しました。その結果、25キロ以上のダイエットに成功したのです。

自分を変えるためにまず必要なのは、現状を知ること。テイラーは、写真というわかりやすい形で、最悪だった自分を毎日把握できる環境をつくり、成功につなげました。

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