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地域によって違う「ばんそうこう」の呼び方

ばんそうこう
方言だと思っていなかった言葉が通じなかった・・・なんていう経験はありませんか。「ばんそうこう」の呼び方も地域によってさまざまで、およそ20年前に社会言語学者の篠崎晃一氏が地域ごとに「ばんそうこう」をどう呼んでいるのか調査しました。

北海道では「サビオ」、関東や関西では「バンドエイド」が多く、九州では「リバテープ」や「カットバン」などと呼ばれています。

最も歴史が古いのは1920年につくられたジョンソン・エンド・ジョンソン社の「バンドエイド」で、同社の社員だったアール・ディクソン氏がケガの絶えない愛妻が一人でも手当てができるようにと考えたことがキッカケになって誕生しました。

「サビオ」はもともとスウェーデンのメーカーの商品で、2002年に製造が中止されましたが北海道でシェア1位となったこともあるほどメジャーだったため、この呼び方が定着しました。「リバテープ」「カットバン」は、ともに九州の地場のメーカーが製造・販売しています。いずれもその地域でよく売れていた商品名がそのまま使われています。

地域によって違う呼び方をする言葉は、この他にも「かたつむり」「ものもらい」など身近にたくさんあります。当たり前だと思っているけど実は方言だったという言葉を探してみても面白いかもしれませんね。

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