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郵便記号が「〒」になった理由

郵便ポスト
私たちにもおなじみの郵便記号の「〒」ですが、この形になった理由をご存知でしょうか。

郵便事業は明治4年(1871年)にスタートしましたが、当初は「〒」マークは使われていませんでした。当時、郵送をはじめとした通信事業は逓信(ていしん)省というお役所が管轄しており、マークが使われるようになったのは明治20年(1887年)です。

明治20年2月にマークが発表された当初は、逓信省の「丁(てい)」からとった「T」マークでした。しかし、この「T」マークは諸外国では料金が不足している場合に使われていたため、国内であっても好ましくないという理由で変更を迫られました。明治維新以降、日本は急速に西洋化を進めていたため対外的にもよくないという背景もありました。

最終的には、逓信省の大臣の発案から「Tに棒を一本たして〒にしよう」となりましたが、逓信省の頭文字の「テ」をとったという説もあります。結果的に「T」マークは半月も経たずに「〒」マークに変更されました。

ちなみに「T」マークが発表された2月8日は、いまは「郵便マークの日」になっています。

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