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意外と簡単!ちょっとした工夫でできる悪酔い・二日酔い対策

夏はお酒が美味しい季節

飲み会の席
ビアガーデンやBBQなど、夏になるとお酒を飲む機会が増えてしまいますよね。開放的な気分になって、つい飲みすぎたなんてことも少なくないはずです。お酒の席の粗相や、二日酔いで後悔しないため、ちょっとした対策を覚えておいてはいかがでしょうか。

■飲む直前にできる対策

悪酔いや二日酔いを防ぐために、お酒を飲む前は何かを食べることがオススメです。何かを食べたほうが良い理由は、空っぽの胃にアルコールが入ると、胃を通過して小腸で吸収されるからです。小腸に運ばれたアルコールは、急激に体に吸収されるので、悪酔いの原因になってしまいます。だから、何かを食べてアルコールが胃に滞在する時間を長くしたほうが良いのです。

さらに、食べるものを工夫することで、効率的な悪酔い対策や二日酔い対策ができると考えられています。

例えば、牛乳やチーズなどの乳製品を食べると、胃壁に脂肪の膜ができるので、お酒の吸収が穏やかになるといわれています。吸収したアルコールを効率よく分解するには、かんきつ類に含まれるクエン酸がオススメです。クエン酸には肝機能を高める働きがあると考えられているので、飲む前に食べると悪酔いや二日酔い予防に効果的といわれています。

■飲みながらできる対策

悪酔いや二日酔いが心配な方は、飲み会中も対策ができます。基本は、ゆっくり食べながら飲むことです。食事やつまみと一緒にゆっくり飲むと、アルコールがゆっくり吸収されることになるので、悪酔いや二日酔いを予防することができます。

一緒に食べる食材を工夫するとさらに効果的です。例えば、トマトには血中アルコール濃度を低下させる働きがあることがわかっています。この働きは、アルコール代謝に関わる酵素を活性化させるためと考えられています。

トマトの他にも、枝豆には酔いの原因物質を分解する働きが、アサリには肝機能を高める働きがあることがわかっています。これらを食べながらゆっくり飲むと、悪酔いや二日酔いを抑えることが期待できます。


夏はお酒が美味しい季節です。以上の予防策を講じつつ、ビアガーデンやBBQなどを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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