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キーワードは「呼吸」と「息づかい」?相手がどんどん自分から話してくれるテクニック

今回は、「呼吸、息づかい」を取り上げます。まだまだコロナ禍ではありますが、ワクチンが広がっていけば、ビジネスでも学校でもプライベートでも "対面" が増えていくことでしょう。その際、「呼吸、息づかい」がとても重要な意味を持ってきます。役立つ「何か」をつかんでください。

「呼吸」がとても大事だといわれるのは、場の雰囲気に影響を与えることができるためです。息を吸うと場の緊張感が高まり、吐くとリラックスしたムードが作られます。ということは、吐いている時間が長い呼吸を続けていくことで、場の雰囲気をリラックスさせ、落ち着いた印象を与えることができます。つまり、呼吸ひとつで自分の印象をコントロールできるのです。

この「呼吸」は、「3秒吸って、2秒溜めて、15秒吐く」を6回(2分間)行うといいといわれています。吐くことをかなり長くすることで、自分もリラックスでき、周囲にもリラックスしたムードを作ることができるのです。

呼吸は、意識して速くすることができるし、遅くすることもできます。また、意識しなくても(無意識に)続けることができます。そのため、「意識と無意識をつなぐもの」と考えられています。気持ちを落ち着かせようとすることは難しいですが、呼吸を落ち着かせることは、少し意識すれば簡単です。とにかく、呼吸を意識してみてください。

座禅では、「調身・調息・調心」といわれ、身を整え、呼吸を整え、心を整える、という順番で進めていきます。それだけ呼吸が大事であり、呼吸が整えば、自然に心が落ち着いていくということでしょう。

そして、「息づかい」です。「息づかい」とは、息を吐いたり吸ったりする様子、呼吸の仕方、調子といわれていますが、自分の息づかいを相手の息づかいに合わせると、相手は“同調”されたと感じ、癒されます。そして、話をどんどんしてくれます。本音を聞き出したいときに「息づかい」を合わせることは、とても重要なテクニックといえるのです。これは、いわゆるミラーリングですよね。「息づかい」に加え、相手の動作、たとえば、相手が飲み物を飲む同じタイミングで飲み物を飲むとかは、ひじょうに効果的ですので、ぜひとも試してみてください。

「呼吸」「息づかい」を取り上げてきましたが、最後にもうひとつ、リラックスするために知っておいてもらいたいことがあります。それは、「肩の力を抜くこと」です。緊張したり、上がったり、頭に来たりすると、どうしても肩に力が入ってしまいます。すると、脳に酸素が行かなくなってリラックスできないのです。肩の力を抜こうとしてなかなか抜けません。そこで肩よりも膝の力を抜くことを意識してみてください。膝の力を抜いて、膝をブラブラさせると、自然に肩の力が抜けてきます。

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