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本田も背負う「10」がエースナンバーな理由

背番号「10」はいつの時代も△!

「本田△!」

「本田△」とは△部分を「さんかっけー」と読み、「本田さん、カッケー!(カッコいい!)」を意味するこの俗語が、近頃またネット上で飛び交っている。それもそのはず。新天地はあの「ACミラン」。世界最高峰のビッグクラブにしてイタリアサッカー界屈指の名門だ。そんなすごいチームでエースナンバー「10」を背負うなんて、やっぱり本田△!

でも、そもそもサッカー界では背番号「10」がなぜエースナンバーなのか?

かつて背番号は、ポジションごとに割り当てられていた。最後尾に位置するゴールキーパー(GK)が「1」。ディフェンダー(DF)→ミッドフィールダー(MF)→フォワード(FW)とポジションが相手ゴールに近付くにつれて、背番号が大きくなる。

背番号10に「エース」の意味を持たせたのは、サッカー王国ブラジルで「キング」と呼ばれたペレだ。1958年W杯スウェーデン大会で10番を背負ったペレは、わずか17歳にしてブラジルを史上初の世界王者へ導き、さらに2度のW杯優勝を経験して「キング」と呼ばれた。

その後、アルゼンチンのディエゴ・マラドーナやフランスのミシェル・プラティニ、「白いペレ」と呼ばれたブラジルのジーコなど、背番号10の価値は時代を彩る伝説的なエースの誕生によって高められていった。

背番号10はエースの証。その価値が長い歴史をかけて証明されてきたからこそ、多くの人が本田圭佑の背中に感動し、声援を送るのである。やっぱり、本田△!

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