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「最後の晩餐」といえば、レオナルド・ダ・ビンチが、イエス・キリストが死の前夜に12人の弟子とともにした食事の情景を描いた有名な絵画を彷彿させるが、「人生の最後に一品だけ食事ができるなら、あなたはなにを食べる?」といった究極の選択ネタとしても、よく使用されるワードだったりする。
で、マツコ・デラックス(48)も、11月13日放送の『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日系)で、ある食べ物への情熱について語るうちに、自身の「最後の晩餐」の一品を告白していた。その流れは、おおよそだと以下のとおりである。
「(私は)本格的インドカレーデビューが皆さんよりちょっと早くて。うちの地元(千葉市稲毛)は比較的インドの人たちが住んでる地区で、(昔、)超近所にたまたまインド料理屋さんができたのよ」
(中略)「(そこで)はじめてナンを食べたとき、あの時点ではナンバーワンだったもんね。『こんなうまいものが世の中にあるんだ!』って。アホみたいにナン食いまくったのよ」
「私、(おいしい食材や料理の発見の)ほぼすべてが遅咲きなんだけどね、これ私かなりの自慢よ。小5でインドカレーのナンデビュー。時代を考えてよ、まだ昭和50年代よ? ある程度大人になると想像できるじゃん、予想してないものが来たんだから。“一反木綿”みたいなやつが来て、『これ、どうやって食べるんだ?』ってね」
「ナンにしよう私、最後に食べるもの。あの出会い以上の食べ物との出会いはないかも。いろいろ悩んだけれど」
ここまでの話を受けて、パートナーMCである有吉弘行(46)は「マジかよ〜!?」と大笑いしながらツッコんでいたが、まあ、「人生の最後に食べたい珠玉の一品」なんてえのは十人十色──10人いれば、まさに10の料理への思い入れがあるわけで、そう考えれば「マツコのナン」も充分に想定の範囲内であろう。
しかしながら、この「最後の晩餐メニュー」にも、それなりの傾向みたいなものがあるようで、たとえば「最後の晩餐」に関する、とあるアンケート調査では、
1位:お寿司
2位:おにぎり
3位:ステーキ
4位:焼き肉
5位:ラーメン
……を「最後に食べたい!」との結果が導き出された……らしい。
たしかに「やっぱ日本人ならこうなるよな…」的な妥当な結果ではある。が、「最後の晩餐」とまで言い切ってしまうのだから、もう少々詳細な想い入れは、おそらくそれぞれ各人、胸に秘めているのではなかろうか? たとえば、お寿司だったら「カツオの握り」だとか「中トロ」だとか、ラーメンだったら「味源の味噌ラーメン・バタートッピング」だとか……。あと、ステーキじゃなくて「ビフテキ」だとか?
ちなみに、私の「最後の晩餐」は2位の「おにぎり」。だけど、具はマヨネーズをあえていないシーチキンの塩むずび。海苔は最初から巻いてしなしなにしておき、それにほんのちょっぴり醤油をつけて食べる……コレを6つ食べてからこの世に別れを告げたい。「6つ」という数もポイント。今だと糖質制限やダイエットを気にするあまり、せいぜい3つまでしか食べることができないからだ。