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10月の改編により、昼の情報バラエティ番組『バイキング』(フジテレビ系)がリニューアル。9月28日から『バイキングMORE』と番組名をマイナーチェンジ、メインMCは坂上忍(53)がそのまま引き継ぎ、放送枠も11時55分から14時45分までに拡大された。そして、『東スポWeb』によると、この『バイキングMORE』に、早くも「ネタ枯れなのでは?」との心配の声が上がっている……らしい。
たとえば、10月14日の14時ごろから放送されたのは、「密着 ダンナさんの前で“初めてのオナラ” 音を聞いたらどんな反応をするか?」と題する実験企画。若夫婦の家庭に隠しカメラを仕掛け、新妻Aさんが夫の前で放屁を試みるといった内容であったそうだが、ネット上では
「いきなり屁かよ!」
「面白かったけど、ネタないんだなぁ」
「遅めのランチをしている人もいるだろうに」
……など、さまざまな意見が寄せられたという。
私は、午前中に一本、喫茶店で原稿を執筆して、ちょうど昼の12〜13時ごろから14〜15時ごろまでの約2時間をランチタイムとノートパソコンの充電タイムに当て、その間はリモコンでチャンネルを忙しなく変えながらも、結局は8チャンに着地してしまう……みたいなルーティン生活を、原則としてはすごしている。
『バイキングMORE』の「前半は比較的硬派なネタを扱い、後半はくだらない実験ネタ」という構成自体には、とくに違和感もなく、この日たまたま私は前述の“放屁企画”を『さぼてん』のミルフィールとんかつ弁当ライス大盛りを食べながらリアルタイムで観ていたのだが、別に“ランチ中”だからといって、気分を害することもなかった。
しかし、昼にいたっては「結局は8チャンに着地してしまう」私としては、やはり
「真っ昼間から3時間(×5日間)ぶっ通しで坂上忍は、さすがにキツいだろ!」
……と、突っ込みたい。12時でも13時でも14時でも14時半でも、8チャンに合わせたらいつでも坂上忍! まるで金太郎飴状態である。
いや、私は坂上忍が嫌いなわけでは決してない。ネット住民らからいろいろと叩かれてはいるけれど、仮に意見は私と食い違っていたとしても、あの明確かつ歯切れの良い物言いは、なんだかんだ申して、それなりな高視聴率の大きな要因の一つだろうし、場を仕切る能力も他番組のMCと比べれば卓越している……と、私は思う。ただ、いかんせん、顔も声もキャラもねちっこすぎ! 本来、テレビをあまり長時間観る習慣がない私なんかは、下手すりゃあ一週間の9割近くが坂上忍で埋まってしまうことだって大袈裟じゃなく十分にあり得るので、そのギトギト感には私の屈強な雑食系のメンタルも、いささかヤラれがちだったりする。
じゃあ、誰ならいいの? そう問われたら問われたで、“適任”を挙げるのはなかなかにむずかしい。松っちゃんや明石家さんまだと、また違った意味で濃厚すぎるし、別局だが安住アナとかだと少々インパクトが薄い気もする。となれば、最後は濃さも薄さも兼ね備える稀な逸材であるタモリの再登板って結論に落ち着いてしまうわけだが、まあ100%実現不可能な絵空事とはいえ、せめて一週間に一度でいいからタモさんの『バイキング(MORE)』は観てみたい……。