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LGBTのカミングアウトを受けた保健室の先生 生徒が伝えようと思い立った理由とは…?

「LGBT」という言葉を知っていますか?「LGBT」とは、Lesbian(レズビアン、女性同性愛者)、Gay(ゲイ、男性同性愛者)、Bisexual(バイセクシュアル、両性愛者)、Transgender(トランスジェンダー、性別越境者)の頭文字をとった単語で、セクシュアル・マイノリティ(性的少数者)の総称のひとつです。

今でこそ一般的に使われる言葉になりましたが、彼・彼女らを受け入れる社会にはまだいたっていません。総務省によれば、職場や学校で差別的発言を聞いたことがあると答えた人は7割にまで及ぶと発表。日本だけでなく、世界中で多様な性の在り方が議論されています。

そんな中、にじいろ2016 (@beingiscare)さんの投稿が話題になっています。
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まだLGBTなんて言葉も一般的に聞かなかった頃、カミングアウトしてくれた生徒が「保健室にそういう本があったから、ここは話してもOKな場所やと思った」と言ってくれたことがある。

本を置く効果ってすごい。中身を見てなくても。私が保健室できいた性の相談は、本がきっかけとなったケースが結構ある

初任で働いた高校の司書教諭の先生「性に関する本は貸出は少ないけど、場所移動や紛失がよくある。必要とされてるのに借りにくいということ。保健室に置きたいものがあれば持っていって。正式な手続きは省いていいから、信頼関係で貸し出してあげて」と言ってくれる方で。めちゃ素敵で大好きやったな。

LGBTの人々にとって、自分らしく生きていくために大切なことが「カミングアウト」です。

生徒は不安だったのかもしれませんが、保健室にあった本が、自分のことを相手に話すきっかけになりました。もし、この本が保健室になかったら、この生徒はカミングアウトができないまま、一人で悩んでいたかもしれません。

この投稿には「本や書籍が持つ力も、まだまだ捨てたものでは無い」「本棚、大事ですね。」など本の力を再確認するコメントが多く寄せられました。

理解が進んできたとはいえ、LGBTの人々への差別は依然として問題となっています。少しでも理解が進み、多様な生き方が認められる社会にしていきたいですね。

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