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「映画のワンシーンみたい」「すっごくいい話」入試問題を採点した教師の姿勢に4万人が称賛

本格的な入試シーズンを迎え、受験生を抱えるご家庭では、緊張した日々を送っているのではないでしょうか。

入試当日に成果を存分に発揮できるよう、万全の態勢で送り出し、試験後は自己採点している子どもの背中を見守る……そんな人も多いと思います。

そんな試験の採点に関して、理科教師とらふずく(@raptorial_owlet)さんの投稿が話題となっています。

かつて、入試問題の採点をしているとき。
「○○の証明をするための実験手法を説明しましょう」という設問に対し、模範解答と異なる手法を書いてきた受験生がいた。
ただ、その方法で実際にその事象が証明出来るかはその場の教員が誰も解らなくてね。
で、採点をストップして実験を始めたんだ。

結果は、見事に証明された。
誰一人、その答えを知らなかったし、受験生が解っていて答えたかどうかはわからないけれど。
僕らは、その受験生の解答を正解にした。

それだけの話なんだけれど、「模範解答と違う」から誤答と判断するのは、思考の幅や探求心の成長を阻害すると思ってる。
あの時、採点の手をとめて実験を始めた理科主任を、僕は今でも尊敬してるし、教科を教える上でそうありたいと思っている。

この投稿には、称賛の声が殺到。「教師の鏡!」「いい話!!」「優秀な生徒といい先生の組み合わせ!」など、生徒と向き合い採点した教師の姿勢に、コメントが多く寄せられました。

学校のテストでは、答えだけでなく、導き方も確かめるために、授業で教えた通りの回答が求められる場合もあるのかもしれません。

しかし、それだけに固執すると、子どもの可能性を必要以上に狭めてしまっているのかも。

教育の在り方は1つではないですが、常に子どもの成長を考えて、教育することを心掛けたいですね。

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