正社員と非正規との間にある理不尽な格差についての投稿がたくさんある中、いま話題になっているのは、父親を亡くしたさよなら昨日の私(@SaYoNaRaKiNo)さんのこんな体験。ほぼ同時期に父親を亡くした正社員との格差についてツイートしています。
正社員の後輩には、5日間の忌引き。慶弔金支給。社内メールで全社員にお悔やみの告知。 非正規の自分は、葬儀の日も欠勤扱い。給料日額カット。誰にも告知されず、その日の仕事が翌日机の上に。 人間としての尊厳まで失われてく気がする。
さらに有給休暇が発生しない仕組みについて、さよなら昨日の私(@SaYoNaRaKiNo)さんは、
有給休暇は、契約から6ヶ月後に発生するんです。 しかし、半年ごとに契約を結び直すという裏技を合わせ技で駆使しているため、非正規に有給休暇は永遠に発生させない、というやり方です。
…と続けていて、この出来事があってから「うちひしがれて、世の中にほとほと嫌気がさし、自暴自棄になり、消えてしまいたくなっていました」とのこと。
「辛いですね…心中、お察し致します」
「わたしの職場も非常勤には忌引きはありません。 遅延も状況次第では認められない。 常勤と非常勤の格差がすごいです」
「私も母がくも膜下出血で倒れて病院に付き添っていたら、どうせ助からないのに付き添う必要なしと言われ、1回クビになりました」
「かつて派遣で仕事してた時期に父が亡くなり担当営業に報告したら、忌引ってフラグが着くだけだよ、って半笑いで言われました」
「私も実父他界した際に同様の対応で香典もなく、出社すると書類の山に迎えられ、正規の社員の身内が亡くなったときには部内でのフォローや香典を求められた」
同様の経験をした非正規の人々から共感のコメントが続々と届きました。
人間としての尊厳まで失われてく気がする
というさよなら昨日の私(@SaYoNaRaKiNo)さんの言葉に共感する声も多く、
「実際、それが原因で会社辞めた人います そう!人間としての尊厳の問題です」
「働き続ける為に、色んな事に我慢を強いられる。そして、その差が心理的にも作用する。人間的尊厳が失われていく…ほんと、辛いですね」
仕事内容がほとんど同じである場合も何かと格差が存在する正規と非正規。職場に不満があったとしても契約解消されるかもしれないという不安から口にできない、たとえ人間としての尊厳まで失われている気がしても我慢するしかない、そんな状況に心までもジワジワと削られていくのではないでしょうか。果たして非正規の人々の叫びが届く日は来るのでしょうか…。