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消費税2%アップで負担は「25%増」「1年間の消費税が1か月分の生活費を超える」という事実

10月1日から引き上げられる予定の消費税。前回は2014年4月に5%から8%に引き上げになり、本来は2015年10月に10%に引き上げの予定でしたが、1年半先送りにされていたもの。なんとなくまだ先だと思っていた人も多いかもしれませんが、いよいよ消費税10%の生活も現実味を帯びてきました。8%から10%への増税、みなさんはどの程度の負担増だと感じているでしょうか。松尾貴史「違和感のススメ」(@Kitsch_Matsuo)さんのこんな投稿が話題となっています。

消費税は「2パーセント増税」じゃないからね。 「買った物の値段の8パーセント」の税が「10パーセント」に増えるので、税金としては「25パーセント増税」ですから。

え?8%から10%だから「10-8=2」で2%じゃないの?と思ったアナタのために、解説をしてくれている人がいます。

10-8=2 
2÷8=0.25 
0.25×100=25(%) 
400万の年収が500万になったら、年収は25%アップ
と同じ考え方です

そして、さらに、実感として分かりやすいのがこちら。

計算しやすいように、月の生活費を22万円とすると、消費税10%でどうなるか? 
実生活費 20万円 
消費税 2万円 
総額 22万円
年間 消費税 24万円
年間実生活費 240万円
年間総生活費 264万円 
一年間で払う消費税が なんと、1か月分の生活費を越えてしまうのだ

これに対し、

「一年働いた1ヶ月弱くらいは消費税に持っていかれるって事ですね」

などと、改めて消費税10%の脅威を実感した人々も。もちろん、税金は消費税だけではありません。所得税、固定資産税、社会保険料、介護保険料、自動車税など…。これらを合わせると、年間所得の1割どころでは済まなそう。

食料品など特定の品目に対しては軽減税率(8%)が適用されるなどの措置が予定されていますが、定義の曖昧さや政府による説明不足もあり、消費税増税に賛成する若者は3割に満たないという結果も出ている(日本財団の調査より)など、理解が進まないまま10月を迎えることになりそうですね。

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