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「敷金0礼金0」の物件がなかなか見つからない理由

2年と少し前に、訳あって引っ越しをしたわけですが、引っ越しの条件に毎月の賃料に加え「敷金0礼金0」っていうことを条件に出してみました。

「まぁ、敷金はわかるけど、礼金ってなんだよ!」というイメージが未だにありますが、結論から言うと、当時の江東区亀戸周辺に「敷金0礼金0」の物件を見つけることはできませんでした。

お金がないときには助かるけど……裏がある場合も? 敷金礼金0・0の物件のここに注意!

でもね、大家さんと交渉してもらうために不動産の仲介業者がいて、仲介手数料を払っているのですから、ある程度の無理難題であっても「敷金0礼金0」というモノを数件の不動産仲介業者にぶつけてみたのです。

何処でも「ないです」で片付けられたのですが、最終的にこの仲介業者に決めたのですが、「敷金0礼金0」の物件のない理由を話してくれた仲介業者さんがいました。

私が聞いた理由は……

1:東京ではまだ「敷金0礼金0」は馴染んでいない。
2:「敷金0礼金0」にすれば、大家さんの収入が減るから、大家さんは収入の減ることを嫌う。
3:たとえ無くなっても、毎月の賃料に割り振られて乗っかるだけ。
4:大家さんも商売だから、わざわざ損をすることを進んでやってこない。

余程のボロ物件ならば、今後そのような物件が出てくるかも知れませんが、そうでなければ、トータルで大家さんが損をするようなことはしてこないだろうということでした。

大家さんの立場にしてみれば、当然といえば当然なのかも知れません。しかし、今後は減って行くかも知れませんよね。人口が減っていけば、当然のように住まいだって必要なくなるわけで、古い習慣は無くなってくるかも知れません。が、やはり毎月の賃料に乗ってくることが考えられます。

まぁ、今後どうなるかは分かりませんが、現時点で「敷金0礼金0」の物件があったならば、まずは疑う必要があるのでしょう。そして、契約書は隅々まで目を通すのは必須条件になってくるのでしょう。

 

文:コミュニケーション研究家 藤田尚弓

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