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看護師の悩みから誕生したノックボタンが異なる4色ボールペン

青・赤・黒・緑の4色ボールペン。1本の中に4つのインクが入っているので、複数のペンを持つ必要がなく便利ですよね。この4色ボールペンで、ノックボタンの形が色ごとに異なるものがあります。持っている人は「なぜ?」と思ったことはありませんか?


青:三角、赤:2つの三角、黒:台形、緑:丸い山形

ノックボタンの形が違うのは、トンボの「REPORTER」シリーズ。青は三角、赤は三角がふたつ、黒は台形、緑は丸い山形というように、色ごとに形が異なっています。

どうしてこのような形になったのか。それは、看護師のある悩みを解決するためだったんです。

■看護師の悩みを解決するために生まれた

看護師は患者の血圧や体温を測定して、それをカルテに記入しなくてはいけません。その際、項目ごとに色を変えて記入することがあります。

しかし、夜間の病室の暗い中でも記入しなくてはいけない状況も想定されます。そんなときに、字の色を間違えて書いてしまうと、カルテを見た医師が病状と関係のない処置をしてしまい、大きな医療ミスにつながる可能性もあります。

そんなことで医療ミスが起きることはあってはならないという看護師の声から、暗い場所で色が見えなくても指で触った感触でわかるように、ノックボタンの形が違う4色ボールペンが生まれたというわけです。

昼夜ともに献身的に働き、小さなミスが人命に関わるようなこともありえる、看護師という職業ならではの悩みを解決するために生まれた「REPORTER」シリーズ。プロフェッショナルがプロフェッショナルの要望に応えた商品と言えるのではないでしょうか。​

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