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生の生姜は体を冷やしてしまう側面も

毎日暑い日が続きますね。少しでも涼しく過ごしたいですが、その反面、職場や電車の強すぎるエアコンによる「冷え」と戦わないといけないのがつらい季節です……。ちょっと体を温めたいな――そんな気持ちから、生姜(しょうが)を口にしようと考えることもあるのではないでしょうか。しかし、生の生姜では体はあたたまらず、むしろ冷やしてしまうのです。

■生の生姜では体の表面しか温まらない

加熱した生姜に含まれる成分「ショウガオール」は、長時間体を温める効果があります。しかし、生の生姜にはほとんど含まれていません。

代わりに多く含まれているのが「ジンゲロール」という成分。皮膚に近い血管を広げ、体の表面を温める効果があります。しかしそれは一時的なもの。冷たい空気が皮膚に触れると、広がった血管の温度が低下します。それが体内に戻り、体を冷やす原因になってしまうのです。

もちろん、生の生姜には血管の拡張による血圧の上昇を抑えたりと、たくさんの良い効果もあるので上手に活用したいところ。季節や体調に合わせて、生姜の取り入れ方をコントロールすることをおススメします。

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