携帯やAndroidスマホでは当たり前のLEDランプを使った着信のお知らせ。iPhoneには着信通知用のランプは搭載されていないため不便に感じる方もいるかと思いますが、実はカメラのランプを使った通知方法があるのです。その設定方法について紹介していきたいと思います。
■iPhoneには着信通知のランプがない?
携帯からiPhone、またはAndroidスマホからiPhoneに乗り換えた時に意外に不便に感じるのが着信の際にランプが点滅しないことではないでしょうか。iPhoneには残念ながら着信通知用のLEDランプが搭載されていません。
しかし、iPhoneにも実は光で着信をお知らせする方法があるのです。それはカメラ用のランプを光らせるというもの。iPhoneには視力や聴力などが不自由な方のためにアクセシビリティ機能というものが用意されており、その一環として着信を光でお知らせする機能が搭載されています。このアクセシビリティ機能を設定すれば、着信の際にランプを光らせることができるというわけです。
■光を使った通知の設定方法とは?
では、設定方法を紹介していきましょう。まずはホーム画面から「設定」をタップして設定アプリを起動します。続いて、「一般」を選択。画面内の「アクセシビリティ」をタップしましょう。出てきた「アクセシビリティ」画面の中に「LEDフラッシュ通知」という項目があるのでオンにします。これで設定は完了。
また、メッセージアプリを使っている場合は、メッセージが着信した際のランプの点滅回数も設定可能です。こちらはまず設定アプリ内の「通知」をタップ後に「メッセージ」を選択。画面の「通知を繰り返す」をタップすれば、点滅回数が1回、2回、3回、5回、10回と選択できるようになっています。
■「LEDフラッシュ通知」ではどのようにお知らせするのか?
簡単な設定で光を使った着信のお知らせが可能な「LEDフラッシュ通知」。基本的には、電話の着信の場合は電話に応答するかもしくは切れるまで点滅し、メッセージアプリの場合は先に紹介したように設定で点滅回数を変更できますが、その他のアプリの場合は1回のみ光るという仕組みです。
カメラ撮影用のランプを使っているので光の色は白だけ。残念ながら携帯電話のようにランプの色や点滅のバリエーションで何の通知なのかお知らせしてくれる、とまでは至りません。
■「LEDフラッシュ通知」の注意点とは
また、このアクセシビリティ機能を使った通知の場合、注意しておきたいのが、光るのがスリープ中またはロック画面になっている時だけという点。iPhoneを使っている途中やスリープ・ロック画面に切り替わるまでの間は通知が出ません。
着信音がなくても確実に通知を受け取りたいのなら、設定アプリの「通知」で通知のスタイルを画面上部に表示させる「バナー」や画面内にウィンドウとして表示する「通知」に設定しておく、バイブレーションの設定を行なうといった設定も併せて行なっておくといいでしょう。
どうしても着信を見逃したくないという場合、画面の通知やバイブレーション通知の設定もしておきましょう
着信音だけだとつい着信に気づかないでしまい困る、という方は少なくないかと思います。そんな方は、光でお知らせする通知方法を設定してみてはいかがでしょうか。
(執筆:丸子 かおり)
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