グルメ

お酒のあとのラーメン、どうして食べたくなる?

お酒を飲んだあとにラーメンでシメる、という方は少なくないと思います。ダイエット中だったのに・・・と翌朝に後悔することも、あるのではないでしょうか。実はこの「飲んだあとのラーメン」を食べたくなるのは、科学的根拠に基づく人間の本能が原因だったのです。

■なぜお酒のあとにラーメンを食べたくなる?

お酒を飲んだあとのラーメンがおいしい理由、1つめは「血糖値」です。飲酒後、アルコールを分解するために下がった血糖値を上げるため、糖分が豊富なラーメンを体が欲するのです。

2つめは「塩分」。アルコールの利尿作用により、体内から塩分であるナトリウムが過剰に排出されて脱水症状になるため、塩分が豊富なラーメンを食べたくなります。

そして3つめは「イノシン酸」。旨味成分の一種で、体内のアルコール分解酵素の働きを助ける効果があります。ラーメンに使われる煮干しや鰹節、豚肉に多く含まれているため、体がラーメンを欲するのです。

■「お酒のあとのラーメン」の代わりになる食べ物

では、どうすれば「お酒のあとのラーメン」を回避できるのでしょうか。考え方はシンプルで、先に挙げた3つの欲求を満たしてくれるものを食べればいいのです。お酒を飲んでいるときのおつまみや、飲んだあとの食事で、カバーできる食べ物を紹介します。

ナッツ
ナッツには、血糖値を緩やかに上昇させる効果があるため、糖が豊富なラーメンを食べたい欲求を抑えることができます。おつまみの鉄板でもありますが、ちゃんと理由があったんですね。ただし、ナッツ自体のカロリーも高めなので、食べすぎには注意しましょう。

ぬか漬け
塩分(ナトリウム)が多く含まれているので、ラーメンの塩気を求めずに済みます。酵素が豊富に含まれているために代謝も上がり、脂肪を排出しやすくなる効果もあります。ビールや焼酎などとも、相性がよさそうです。

しじみの味噌汁
味噌汁にはイノシン酸が豊富ですが、ラーメンよりも低カロリー。アルコールを分解してくれるオルニチンが多く含まれるしじみの味噌汁がおすすめです。「二日酔いにはしじみ汁の味噌汁」と言われるのも、納得ですね。

■どうしても食べたいなら「味噌ねぎチャーシュー麺」

それでもお酒のあとのラーメンがやめられないという方には、おすすめのラーメンがあります。それは、味噌ねぎチャーシュー麺。味噌に含まれるビタミンB1・マグネシウムは糖質の燃焼に、ビタミンB2は脂質の燃焼に効果的です。ネギに含まれるアリシンは、ビタミンB1の働きを助けて糖質を燃焼させます。そしてチャーシューの豚肉にはカルニチンが多く含まれ、脂質の燃焼・体脂肪の蓄積を抑制します。

味噌ねぎチャーシュー麺がないお店でも、ねぎやチャーシューのトッピングで、これらの要素を補うことができます。お酒のあとのラーメンも、体にやさしく、おいしくいただきたいものですね。

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「林先生が驚く初耳学!」

2016年2月28日(日) よる10時00分~10時54分
MBS - TBS系全国ネット
司会:林修、大政絢
出演者:麻生祐未、澤部佑(ハライチ)、千原ジュニア、中島健人(Sexy Zone)、陽月華

次回の放送内容:女優の新木優子さんや気象予報士・木原実氏、お馴染み料理研究家・土井善晴氏らが出題! 美容効果を期待できる「スムージー」・・・知らないと逆効果!? 衝撃の事実とは! 昨年東京上空に出現した「ダブルレインボー」・・・虹に関する驚きの真実! デンマークで冬のあいだだけオープン「アイスホテル」と日本の技術と意外な関係人気天丼チェーンの調理工程に隠された秘密――続々と登場する難問&奇問、に林先生も予想外の大苦戦! 果たして?

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