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パスタを一瞬で中華麺に変える方法

寒い夜、無性に食べたくなるのがラーメン。丼から上がる湯気とモチモチの麺……ああ、もう我慢できない!とは言っても、冷蔵庫に買い置きの中華麺がいつもあるとは限らない訳で。そんな時、どこのご家庭にもストックされているパスタとある「粉」があれば、簡単に中華麺を作れちゃうんです!

その「粉」とは重曹。パスタを茹でるお湯に塩と大さじ1杯分の重曹(食用)を入れ、いつも通りにパスタを茹でます。するとパスタの表面が黄色く光り、味も香りも食感も中華麺へと早変わり。コレは不思議! 一体どうしてこんな現象が?

中華麺は小麦粉に塩、かん水などを加えて作られますが、このかん水の主成分は炭酸ナトリウム。パスタを茹でる時に重曹を入れると、重曹の主成分である炭酸水素ナトリウムが炭酸ナトリウムに変化し、かん水と同じ働きをするのです。

保存がきかない生の中華麺と比べて賞味期限が長いパスタ。重曹を使い、化学実験気分で中華麺を作ってみるのもおもしろいですし、海外赴任や長期旅行の際にはパスタと重曹、粉末スープの3点があれば少ない荷物で懐かしい日本の味をすぐに再現できるという訳です。パスタで作る絶品中華麺、今夜の夜食にいかがでしょうか?(執筆:上村 由紀子)

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