私、ライター・山田ゴメス満53歳は、年の差が20歳以上もある20代や30代の女子からタメ口で「ゴメちゃ~ん」「ゴメぴー」などと呼ばれるのが大好きで、こう喜んでいる男が一人でもいるってことは、結論から申し上げると掲題の境界線は「ある!」だろう。
■流暢にタメ語を使いこなす女子は確実に存在する
ただ、コイツを違和感のない自然なかたちで“いつの間にかする”のは、けっこうな至難のワザであり、なんらかの特異な才能を要するのも、また事実だ。「あの子がやってるから」と迂闊に真似るのはやめておいたほうが無難だと、とりあえずは忠告しておきたい。
まず「可愛きゃいいけどブスのタメ語はイラッとするだけ」「ロリ系のタメ語は愛嬌があるけどキレイ系のタメ語は冷たさしか感じない」・・・したがって、自分の容姿と照らし合わせてから“タメ語使い”になるかを選びましょう──なんてことは言わない。ポイントはそこじゃないと私は思う。ブスでもキレイ系の美人でも、流暢にタメ語を使いこなす女子は確実に存在するのだ。
■タメ語を嫌がらない男性の傾向
重要なのは“タメ語でしゃべる年下女子に萌える男”の見極めなのではなかろうか。その典型タイプである私を自己分析し、“タメ語萌え男子”の傾向を挙げてみると、
1. 威厳よりもフランクさを重視する
2. 「若い世代を理解すること=進歩的」と考えているフシがある
3. ↑ゆえに総じて外見も若づくり
といったところだが、とどのつまり、そんな彼らを“萌え”へと導く核となるモチベーションは、「若い女子から特別視してもらってる感」なのである。そして、タメ語の達人はそのような習性の持ち主を条件反射的に嗅ぎ分け、“選ばれし者”の射幸心を差別的に煽っていく・・・。見方を変えれば「タメ語の達人はタメ語が通じない男には寄りつかない=好き嫌いがはっきりしている」とも言って良い。
■“許されるタメ語女子”を目指すなら
では、この“特異な才能”は天性なのか、と問われれば、あながちそうとも限らない。たとえば、“帰国女子”は敬語を使い慣れていないせいか、比較的ネイティブ(?)なタメ語を話せるケースが多い気がする。あと、“水商売を経験したことがある女子”にも多い。“偉そうな年輩男性”に物怖じしないメンタルと、敬語からタメ語に口調を切り替えるタイミング、さらにはタメ語を好意の証として相手にインプリンティングする術を現場で身につけているからだ。もし、貴女がタメ語の達人をどうしても目指したいなら、海外留学か夜のバイトで“実戦”を積んでみるのが一番の早道なのかもしれない。