山が動いた!? 人を動かす伝え方のポイント

ビジネスで話しをするときは、必ず何らかの目的があるはずです。商品を説明したい、協力して欲しい、など様々な目的があるでしょう。しかし、話しを聞く側がいつも興味を持っているとは限りません。何かを伝えたいときは、相手に聞いてもらえる状況をつくる必要があります。

話しに興味がない人や忙しい人は、抵抗を示すことが少なくありませんが、このような場合は「○○さんだからお願いしたい」「信頼しているから相談したい」など、相手の気持ちを満たす言葉を会話の中に織り交ぜると話しに引き込みやすくなります。ただし、本心からそういう気持ちで話すことが大事です。上辺だけの言葉は相手は必ず見破ります。

また、腕組みをしながら話したり、姿勢の悪い状態で話すことも相手に良い印象を与えませんので注意しましょう。

「6歳の子供に説明できなければ、それは自分でもまだ理解していないということ」と言ったのはアインシュタインですが、伝えたいことを深く理解している人の話しは往々にして簡潔で分かりやすいものです。

何だか難しいこと言っているな、と相手に思われるのは得策ではありません。これみよがしに難しい言葉を使うと、思ってもない反感を買うこともあります。お互いが話しの内容に精通していれば内容が難しくても問題ありませんが、基本的には誰にでも伝わる分かりやすい言葉で話す必要があります。具体的には、まずは「話しの背景と目的」と「その理由」をシンプルに伝え、その上で相手に何をしてもらいたいかを伝える流れがよいでしょう。

どのような伝え方をしても相手を動かせないことがあります。このような場合、自分より交渉に長けている人や聞き手が信頼している人を第三者に立てて話しをしてもらうとよいでしょう。例えば、営業先に上司を連れて行くなどがこれに当たります。視点や角度を変えて話しを伝えることにより、相手を動かせることがあります。

多くのビジネスマンは、チームプレーの中で成果を上げることが求められています。もちろん、独力で解決しないといけない仕事はありますが、状況が許すのであれば、全てを自分だけで解決しようとせず、他人の力を借りるようにしましょう。

ここで紹介した以外にも色々な伝え方はありますが、ほとんどの人は自分の話しを聞いてもらいたいと思っています。そのためには、常日頃から第三者の話しにも興味を示し、日々傾聴をする姿勢が大事になります。

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