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「できたて」ではなく「冷めたて」がおいしい食べ物

とれたての野菜、炊きたてのご飯。どちらも、おいしそうな響きですね。しかし、すべての食べ物が「できたて」が一番おいしいとは限りません。今回は「冷めたて」がおいしい食べ物について、お話します。

■フランスパンは「焼きたて」ではなく「冷めたて」が食べごろ

パンはやっぱり、焼きたてが一番!というイメージがありますが、「冷めたて」がおいしいパンもあります。それが、フランスパン。

フランスパン
フランスパンの食べごろは「冷めたて」だった

焼きあがった時間から30分後。それがフランスパンの冷めたてです。焼きあがったばかりのフランスパンには余分な水分が含まれており、しなっとした食感になってしまいます。また、熱すぎると風味を感じにくくなります。そのため、熱がとれて生地が落ち着く30分後の冷めたての状態が、食べごろなのです。

■家に持って帰ったフランスパンの食べごろを取り戻す方法

しかし、冷めたてが一番おいしいとわかっても、そのタイミングでいつも食べられるとは限りません。むしろ、パンを買ったら家に持ち帰って翌日に食べるケースも多いのではないでしょうか。

家に持ち帰ったフランスパンを食べるとき、食べごろの状態に戻す「リベイク」という方法があります。ポイントは、パンの外側と内側の乾燥を防ぐこと。やり方はカンタン。

まず、買ってきたフランスパンを3等分にカットします。そして、それぞれのパンをラップで包み、さらにチャックのついた保存用のビニール袋に入れて密封します。そして、冷凍庫のなかに入れておきます。翌日、冷凍したパンを取り出し常温で20分ほどかけて自然解凍。その後、オープンで3分ほど温めれば、リベイクの完了です。これで、冷めたてと同様の、もっちりとした食感と豊かな風味が楽しめる、食べごろのフランスパンとなります。

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